1月のある日 さしかけ部屋のブラインド(何度か、窓のふちに乗りブラインドの上に乗り出したことがある)の上を歩こうとして、 二進も三進も行かなくなり、悲鳴を上げる。  そりゃあんた、1か月の子猫ならともかく、1歳児ともなれば無理に決まっている。 ブラインドは大きくたわみ、古くなった紐は、今にも千切れそう。 手を出したら、威嚇するしで助けようもないが、助けんかいっ!どうにかせんかいっ!! と、当の野獣姫様はお怒りだ。 棚代わりにしていた板を大急ぎで、ブラインド越しにノワルの足元にあてがい、 落下は防いだが、私が腕を伸ばして支える板は、バランスが悪い。 しばらく、右に左にあわわあわわとなったが、さすがに猫である。 ひょいっと飛び降りた後は、私にふかふかぁっ!!と文句を仰り、家具下に逃げ込んでしまわれた。 なんでやねん、助けたったんアタシやん。 その後、ノワルちゃんが、ブラインドに飛び乗ることは二度とない、今ん所は。 膝に寄り添うこともできるようになった、猫ではない生き物。 1月のある日 ノワルが家具下から出てきてからこっち、私は何とか抱っこしたいと思っている。 天変地異が起こった時、何より、獣医さんに行くために、 抱っこもできなくてどうやって、籠に入れるんだ。 だから、1日1分抱っこ運動を始めていた。 立ったまんまの私が、手を延ばすだけでビビっていた猫が、 ひょいッと抱き上げて3秒、抱っこさせるようになった。(抱っこだろうか?) ただ、腕から逃れる時の激しさったらない。 だけど、1日1分抱っこ運動である。 ノワルもにゃんやねん!だろうが、こちらも倦まず弛まず抱っこを試みる。 猫が嫌がらない抱っこ方法、なんて調べてみたが、まぁあんまり...、ミモフタモナイナ。 先代も抱っこが嫌いで、抱き上げようとするとスライム化して手からデロデロ流れ出たり、 とげとげ引っ付き虫(そんな草があった)になって、毛布やベッドから剥がれなかったり、 とてつもない重量になって、抱き上げ不可となったり、 抱き上げてもぴーーーーん!と棒になって、何としても抱き手の体に添うことを拒否していたが、 なんちゅうか、ノワルははずむボールか弾丸である。 抱かれて不愉快であれば、瞬時にコチラの体を情け容赦なく蹴とばして飛び降りてしまう。 だから抱え上げたら、すぐ耳元で甘い声で囁き続ける。そして口の端っこを撫で上げる。 コレを男に出来ていたら、多分、私は今、独身ではなかった(笑) そんくらい甘い声で甘い言葉を囁き続ける、が、ノワルは同性なので(いや、そこじゃない) ちっともほだされてくれない。 でも、少しずつ腕に収まる時間も長くなってきた。ゴロゴロもいうようになってきた。 抱っこのまま歩くとビビるので、立ったまま、赤ちゃんをあやすように揺する。 ゴロゴロゴロゴロ。目を細くするその顔は、抱き手にとっては至福だ。 でも、猫様は、ゴロゴロと喉を鳴らしたまま、いきなり撫でる指に噛みつくんだ。 猫って、そんな生き物よね。 実力は、美人さんですってば。 全身「かわいい」で構成されるノワルちゃんの保護猫日記 目次は、コチラになります。
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ぱんぱかぱ~~ん(*'∇')/゚・:*【祝】*:・゚\('∇'*)11月11日は、ノワルのお誕生日。2歳になりましたっ!! 2020年12月に引き取った時は1歳ちょっとのはずなので、覚えやすい日を勝手に誕生日にしました。 ノワルんにとって、この2年が少しでも良い事のあった年月であれば、と願わずにはいられません。 そして、今よりももっと、楽しく暖かく安心して、過ごしてくれますように。 心せねば!! おっ!? その数日後、1月のある日。 私が在宅時のみ、ノワルが自由に出入りができるよう、2階の部屋のドアも開けている。 なかなか母に馴染まないため、なるべく同じ空間で過ごしてもらわないと、 家庭内野良猫まっしぐらな気もして。 自由に出入りはさせてないが、私の部屋にも先代同様、窓辺にベッド代わりの枕と毛布を設え、 日向ぼっこができるようにしている、が。 そこではなく、遮光カーテンの陰に隠れているのを見つけたので声をかけると、後ずさりを始めた。 カーテンが邪魔して出てこられないのかと、ひょいとカーテンを開けた、その瞬間、 ノワルの鋭い猫パンチが飛んできた、しかも唸りながらの爪だしで。 おおっ!? わが家に来て2か月。 足元に佇んでいたり、しゃがめばスリスリと私を一周して膝に乗ってくるまで懐いていると思っていたのに。 なんでこう、いつまでも攻撃的なんだろう、 今までの子たちよりも遠慮して、でも、人間を忘れない様、 常に声をかけそっと手を伸ばし。 この猫はちっとも馴染もうとしない、人間なんか私なんか、必要としていない。 ぽっきり。心の折れる音がした。 思わず、引っ掛かれて血のにじんだ手をノワルの頭上に振りかぶる。 その手を降ろさなかったのは、眉をひそめたノワルの顔が泣き出しそうに見えたから。 ノワルは私の顔から目を離さず、また、猫パンチを繰り出しそうな油断のなさだったので、 カーテンを締めて、その場を離れた。そのままそこにずっとおったらええやん。 叩こうとした頭はまだまだ小さく、人間の手を払いのけるノワルの腕は、折れそうに細い。 おばあちゃんが大好きだったのに、ある日、縁もゆかりもない家に連れてこられて、 猫なで声を出す人間に囲まれたって、ちっとも信用できない、安心できない。 私がノワルを引き取らなくっても、きっと、おばあちゃんがいなくなるその日まで、 ノワルはただ1人の心を許した人間と暮らし続けることができたんだ。 引き取らなければ良かった。 私が家に入れなければ、死んだかもしれない今までの同居猫たちとは違う。 連れてこなければ、良かった。 心がぐるぐるする。 とぉっ!! 階下の部屋で、パソコンでまた調べ始める。 ノワルがお腹を減らしても、この部屋に入られないよう、ドアはきっちり閉めた。 そして、「懐かない猫」「懐かない成猫」「懐かない保護猫」と打ち込む。 なぜ、この人たちは猫なんか飼うんだろう。 懐きもしない猫なんかに、なんの価値があるんだろう。 引っ掛かれて、噛みつかれて、唸られて、ご飯だって隠れて食べる家庭内野良猫に、 愛情なんか湧くもんか、そんなの菩薩やんか。 いやいやいや。そうじゃない。そんな風に思いたいんじゃない。 何かもっと、よし!頑張ろう!こんな風に可愛くなるんだ、もっと気長に付き合おう!! そう思えるブログや体験記はないものか。 せっかく猫と生活してるんやん、すりすりすりすりしたいやん。 閉めたドアの前で、人に対しては滅多に鳴かないノワルの細い声が、聞こえる。 ひゃぁ~、ひゃぁあ~ん。 はぁい、と返事をして、ノワルを部屋に入れる。 細い尻尾で、するりと私の手を撫で、でも、体は触らせない。 小さな頭を少し傾け、私にちらりと長し目をくれ、お皿の確認に行ってしまった。 でぇえいっ!!! ノワルは1年選手なんだ。20年、一緒に生活してくれた先代とは比較にならない。 20年、感情や志向まで読めたカタワレとは違うんだ。20年、それだけ時間をかけたんだ。 ノワルが来てから、己に何度も言い聞かせたその文章を、声に出して、己に言い聞かす。 同じ関係を築けるなんて期待していない、いや。 期待してはいけない、そうも思ってもきたけれど。 それでも、あの温もりが恋しいんだ。猫の、あの、むんわりとした匂いと温もり。 空皿にほのかな期待を寄せて、ノワルは、私の足元までやってきた。 やれやれ。猫なんか猫なんか猫なんか、ねこなんかちぃっともかわいくなんかないんだぞ。 (と、お皿におやつを入れる) カワイイは、正義! ノワルちゃんの保護猫日記 目次は、コチラになります。 ※私のための弁護をするなら、ノワルんに対してはもちろん、どの子も叩いたことはありません。 あんな小さな頭、小さな体に手の平をぶつけるなんて!! パチンと手を鳴らして「こらぁっ!!」と怒る時はあります。 と、イイワケしてみます…。
家中の窓を回遊して鳴く。こういう時はあまり触らせてくれなかった。 今は、ひょいっと抱っこしたら黙ってしまう。 年末のある日 私の部屋にいる時、ノワルは、立ち上がって動く私に慣れない。 キッチンや居間にいる私と私の部屋にいる私は、別人物か何かのように近寄ってこない。 ベッドに寝そべっている私が平気なのは、居間で一緒に寝だした頃と同じ。 ストーブをつけても、ストーブの前に割り込んでくる事もない。 昼間。居間と台所、物置部屋の窓をぐるぐると回遊して、にゃぁにゃぁと鳴き続ける。 夜鳴きの「泣き叫ぶ」という切なさではなく、外に出たい、外を探検したい、そんな感じ。 完全室内飼いにする時、先代が「動物園の虎」みたいに窓辺をぐるぐる歩き回って、 「外に出して」と鳴いていた、アレを思い出した。 昼寝時は家具下に潜ってしまうので、電気マットを撤去することにした。 せっかくうらうらと暖かな日差しなのに、日向ぼっこもしなくちゃいけないでしょう? だが、撤去した電気マットをPC机の下に置く(元々は私の足元マット)と、 のわるは机の下で昼寝するようになってしまった。  ちっとも日向ぼっこにならへんやん。 未だ使われることのない猫ベッドの電気座布団は、のわるに昼寝してもらえる事を夢見て、 毎日、通電している。 この頃から、ノワルのご飯係兼おやつ係は母とした。 お正月のある日 姉がやってくると、ノワルは家具下から出てこない。 「まだ名前にもイマイチ反応しない」と報告した私に、 姉は「長いこと呼ばれた名前があるのにかわいそう、勝手に名前を変えられて」という。 それは私も気になったんだけど、「ちーちゃん」に因んだ名前って、 千歳、千鶴、ちび、千香、とかそんなんしか思いつかなくて。 姉が帰った後、「のわるのわる」との呼びかけも無視(気付かず?)して、窓辺に佇むノワルに 「ちーちゃん」と呼びかけると、ぱっと振り向いた。 千歳にしとけばよかった…。 椅子の上の歯ブラシは、ブラッシング用。母猫の舌触りに似てるから、と聞いたが…。 1月のある日 我が家に来て、1ヵ月半も経とうという頃、電気座布団入りベッドにもすっかり馴染んで、 でろでろと溶けてくるようになった。 おまけに、延びた背中やお腹にも触らしてくれる。 先代は茶トラさんだったのででろりと延びれば、虎のバター(ちびくろサンボ)だったが、 黒猫ノワルちゃんを捏ねくりまわせば、チョコのテンパリングである。 もっともあんなに激しくはしない。 ノワんちゃんノワんちゃん、かぁあい~~~ねぇと、そっと指をすべらせるだけだ。 そして、肉球1つ1つも柔らかく揉む。 ノワルンの顔を伺う。目を閉じている。 肉球をきゅっと押してみる。細い爪がにゅっと顔を出す。 今だ!隠し持っていた猫用爪切りばさみで、焦りながら切る!ドキドキしながら、切る!! 引き取る前、病院でカットしてもらっていたがすでに、若猫特有の細いピンと尖った爪に伸びていた。 膝に乗ってくれる時、指を握ってくれる時、加減を知らないその爪はかなり痛かった。 お風呂に入れたい、ワクチンを打ちに行かなくちゃ、それよりももっと切実に、爪を切りたい、 そう思って1週間。 ノワルとの距離が相当、縮まった。そう感じた爪切り記念日だった。 コワイ顔に見えますが、いや、コワイ顔ですが、何も考えていません。 このまま、ベッドからずり落ちながら寝てました。 ノワルちゃんの保護猫日記 目次は、コチラになります。
ピンク系のちりめんで金具もないので(私が)気に入っていたが、なんせ、外れ易い。 今や鈴は、ノワルに噛みしだかれ?変形してしまった。 年末のある日 ノワルに対する野望として。 1. お風呂に入れる 2. 爪切りをする 3. 先代かかりつけの獣医さんに行き、ワクチンを打つ 4. 鈴付きの首輪をつける 猫に鈴付き首輪というのは反対意見も根強いが、ノワルは黒猫である。 音もなく忍び寄る上、本当に暗がりに溶け込むんである。 ちょっとは存在を明らかにしてもらわないと、私とノワル、どちらかが泣きの涙になるのは、目に見えている。 (暗がりでノワルんを蹴っ飛ばすとか、よけようとして私が階段から転がり落ちるとか) さらに書くが、黒猫である。万が一迷子になった場合、チラシになんて書けばいいんだ? 「特徴:黒猫」 だから?って言われそう。(近所に黒猫の外猫さんが、数匹いらっしゃるし) 「飼い猫です」の目印が欲しい。「赤い首輪をした黒猫です」と特徴も書けるし。 で、ノワルが来る前に既に、鈴付きの首輪を用意していた。 私に近づくようになったある日、スパっとはめようとしたが、鈴の音にビビって仕損じてしまった。 鈴付きではなく、先ずは単体の首輪に慣らさなくちゃいけない。 調べてみると、ちゃんとあるもんだ。「大人猫の訓練用首輪」。  パチッとはめる金具?ではなく、ボタンになっている。そして、とても軽い。 予め、長さを見極め、ジャラシながらパチッとはめる。 ノワルは一瞬ぽかんとしたが、じゃれる方に意識がいって首輪を気にすることはなかった。 その2日後 首輪初体験の成人猫用首輪はサスガに初体験用なだけあって、とても外れ易かった。 首元にチラチラする赤い首輪が、実に可愛らしかったのに、 足元に来たノワルは、ただの真っ黒黒猫だ。あれ?首輪は? にゃんの事ですの?と、私を見上げるノワル。 のんちゃん、安心して。失くしても、まだ予備はあるから。 早速、ピンクのチェック模様の首輪を取り付けると、それはそれで愛らしかったが、 ノワル的にはせっかくの努力が報われず、最初の時とは違って、気にしているようだった。 赤い首輪は、家具下に落としていた。(潜り込むとき、外れたんだろう) その8日後 その後、ピンクの首輪を引きちぎったので、赤い首輪を再度、装着していた。 なのに朝方、枕元に来たノワルは、またただの黒猫になっていた。 そんなにイヤかい?とは思うが、私は、まだ3本の首輪を購入している。 今度は、もう訓練用ではなく、金具のついた首輪(でもとても軽い)にしてみたが、 ノワルは気にする風もなかった。 ピンク地に茶色の水玉。ちょっとパリ風味(イミフ)で、一番、似合っている(と、私が思っている)。 その15日後 深夜。案の定、暗い階段でノワルを蹴っ飛ばしてしまった。 付いてきてるなんて知らなかったんだもん。真っ黒で輪郭も解らなかったんだもん。 とりあえず、小さな鈴を縫い付けた首輪を装着してみた。 本猫は、たまにちりん♪と鳴る音の出所を何とか見ようと、顎を首にくっつけていた。 我が家に来て1か月半、何とかかんとか、辛うじて鈴付き首輪の装着に成功したが、 モチロン、未だに「ただの黒猫」に戻ってしまう事もあるので、予備の首輪は用意している。 もうすっかり首輪に違和感のない最近。 冬近いので、オレンジ色のギンガムに緑色の鈴。ちょっとミカンぽく。 どんな首輪でも着こなせる、ノワルちゃんの保護猫日記 目次は、コチラになります。
修正なし。この蒼を見られよ。 ご無沙汰しておりましたぁあ。 私はもちろん、のわるんも、お陰様で元気に過ごしております。 インスタをご覧くださった、ごくごくごくごく少数の、限りなく限られた方だけはご存知の通り、 くり乃々こと私メは、その海の美しさで「魚が海を飛ぶ」とまで称される高知県は柏島付近で 今年の夏休みを過ごしておりました、 の、 はず でした。 なぁ~~~~んと、ビックリ! 7月の末からお盆過ぎまで、私は高知の 片田舎、 片隅、 えっと、とある郡部に留め置かれ、 って、コロナじゃございませんよ、 なんと、マムシに噛まれたんでございますよ。 夏休みなんて、吹っ飛んでしまいましたわよ。 サスガにマムシ。 蚊に刺されたんとは事情も体調も異なり、かつてないシンドサ…、いや。 尾てい骨にヒビが入った時と同じくらいの辛さ。(コレもしんどかった。痛かった。目立たない分、余計に) それでも恐るべしマムシ毒。 なんと3ヶ月も経つというのに、未だ腫れが若干残り、靴を履くには少々の無理がかかる。 修正なし。このあざと愛らしさを見られよ。(ニョッキリ爪のお手々は、こういう食虫植物があったはず。) さて、ノワルんと私の関係は私の好むと好まずに関わらず、非常にクールだ。 さすがに名前は憶えてくれたけど、「おいで」には相変わらず反応しないし、 後追いしてくれることもないし、「ノワルにとって私はやや不便な自動給餌機」程度と自認もしていた。 旅行当初は、留守居の母からの「にゃぁにゃぁと、アンタを捜してウルサイ」との文句にニヤついていたが 当地での入院生活が2週間も続けば、いつ腫れが引いて歩けるのか、不安で焦りも出てくる。 「忘れられるんでね?もう、近寄って来ないんでね?」 なんせ、ノワルんにとっての私は「時折、挙動不審な自動給餌機」程度なのだ。T□T さて、3週間の入院を経て松葉杖つきつき帰宅した私を、ノワルはどう出迎えてくれたか。 モチロン、出迎えてなんかはくれないんである(泣笑) ちらりと顔を覗かせたのみで、赤の他人のように逃げ惑うのみ(泣) なんせコチラも追いかける体力がないので、「のわるのわる」と名前連呼のみ(大泣) 夜。 ベッドに横たわると、遠巻きにしながらもそわそわするノワルが見える。 のんちゃんと声をかけ、ベッドをぺしぺし叩くと、ぴゃんぴやぁあんと飛び乗ってきた! のんちゃんのんちゃん、(私が)寂しかったねぇ、(私が)会いたかったねぇと撫で繰り回すと、 盛大にごんごろごんごろ喉を鳴らして頭をこすりつけてきた。 帰宅してよかった…(嬉泣) どうやら松葉杖が怖かったり、四つん這いや片脚跳びの私が怖かったりするようだが、 それでも、動けない私の膝に乗ってごんごろごんごろずりずりぐりぐり、実に可愛らしい子であった。 ああ、猫がいる幸せT-Tジーーーン しばらくの間は、ね。 私の腹部にしがみつく、記念碑的のわるんの写真。 10月。 関係が再びクールになった(戻った?)頃、私はまた3泊4日で留守にした。 留守にして2日ばかりは、むっつりとしていたが、3日目、また「にやんにゃぁあん」と騒ぎ出したらしい。 そして帰宅してしばらく経った、今。 膝に乗ってぐんぐるぐんぐる言って頭突きしてくれる猫を、私は楽しんでいる。 あと2か月したら、また出かけよっかな、クールな関係(または、倦怠期)になる頃合いに。 見苦しいのでサムネで。マムシの研究をされている方は、クリックしてみてください。 この後、下ケツまで腫れた。 でも、松葉杖をついてると、親切な方が多くて有難いやら嬉しいやら。 ご親切が身に沁みました。 ノワルちゃんの保護猫日記 目次は、コチラになります。
近寄ると猫パンとシャーっ!を喰らうので、目いっぱいズームで^^;; 12月22日 猫ベッドは、日中もずっと電気座布団を入れて暖かくしてあるのだけど入ろうとしない。 明るいうちは、出窓の毛布の上で日向ぼっこをし、眠くなると家具下に潜り込む。 来客があると家具下からは出てこない。 ご飯は恐る恐る、ご飯場で食べるし、足元で催促もするようになった。 ここまで長かった。 夜鳴きの時間は、短くなった、様な気もする。(というか、そう思いたい。) フィギュア全日本選手権における鍵山優真選手に見入るノワル。お目が高い。 12月24日 もう眠くて眠くて、この日、のわるを家具下に置いたまま、私は自分の部屋で寝た。 猫ベッドに電気マットは入れてある。 そういえば、ご近所に「夜鳴きがすごくてごめんなさい」と挨拶に行ったが、 「全然、気付かなかった」と仰っていた。 2階で寝ていた私も確かに気が付かなかったが、隣室で寝ていた母はかなり気になったらしい。 年末近いある夜 夜鳴きとは違う、ぴゅるるぴゅー、と甲高い声で窓辺を覗き込んでいるノワル。 猫の気配が猫を呼ぶのか、久しぶりに来たよその猫とガラス窓越しに見つめ合っている。 ノワルの尻尾はふくらみもせず、たまに私を見上げて不思議そうにしている。 外猫時代が8か月もあったせいか、猫慣れしているのかもしれない。 威嚇するでもなく、お互い「アンタ、誰?」って顔だった。 同じく全日本選手権における佐藤駿選手の高速スピンが、不思議。 年末 会社が休みになり24時間、ノワルを追いかけていると、 日中は随分、部屋をうろつきまわる様になったのに気が付いた。 コチラの様子を伺う時は目がくりくりしてて可愛いのだけど、 この1か月近く、野良猫のように警戒心を怠らないノワルの目は鋭く、 野良返りした風に見える。 母は、なんだかかわいくない、そういう。私もそんな気がする(笑) 目を合わせるたび、ゆっくりとまばたきをして、高い声でゆっくりと名前を呼び続ける。 のわる、ここはアンタのお家だよ。ここにいる人間は、誰もアンタに意地悪なんかしないんだよ。 そして、年末休みの夜から、居間の布団を片付け、私は自分のベッドで寝ることにした。 台所のドアは開けたままにしたが、ノワルはどうするだろう?? と心配するまでもなく、2階までついてきて、びくびく部屋を見回した後、 割とあっさりとベッドに潜ってきて一緒に寝た。 そして、あのサイレンのような夜鳴きは終わった。 だが、昼間、窓辺で鳴くようになった(笑) ノワルちゃんの保護猫日記 目次は、コチラになります。
盛大にぐんぐるぐんぐる、喉を鳴らしている。かわいいったら*^^* 12月19日 夜、寝静まった頃合いの夜鳴きは時間が短くなってきた。 窓辺チェックをしてガサガサぬわーぬわーと鳴いた後、すんなり布団に入ってくるようになった。 のわるが布団の中で落ち着いた頃、試しに布団に座ってみる。 寝そべったまま私を見上げ、ごろごろぐるぐるぐるんぐるん、と喉を鳴らす*^▽^* 写真を撮っても逃げない。シャッター音に慣れたんだろうか。 その点、先代に比べたら大胆な方だ。先代は、カメラ、スマホを向けられただけで 顔をしかめていた。 くりくり目の写真が撮れる様になったのは、10年(笑)は経っていたような気がする。 頭も顔もなでなでしていると膝の間に入って、ゴロゴロ言っている。 その後、立ち上がって布団から出ても、布団に戻って来ても、逃げずに寝そべっていた。 こんな風なら、毎月20日前後にしていたというフロントラインが出来るかも知れない。 なんせこの子は、生まれたから一度もお風呂に入ってないのだ。 夜明けのシャウトは、変化なし。ふう。 キッチンに繋がる物置部屋の出入り口から、ビクビクとコチラを伺う。 12月20日 母が起床する頃、また律儀に家具下に潜ってしまい、家具下で食事を済ませた。 が。気が付いたら、じぃ~~~っと居間の大きな窓辺に佇んで、庭を眺めていた。 母と声を出さずに、2人して窓辺のノワルを指さす。 無言で見守っていると、物置部屋の方の窓辺チェックをしに行った。 ビクビクビクビク、首を延ばしたり縮めたり。 明るい部屋の中を歩き回り、明るい窓の外を見ている。 この子は、ウチに来て初めて日中の庭を見たのだ。 休憩時は家具下に戻っていく。 だけど、この日を境に、のわるの生活空間は家具下ではなく、居間とキッチン(と物置部屋)になった。 用心しながらも憩うノワル。全身を晒して休憩してるなんてT▽Tカンドー 12月21日 猫ベッドは、引き取ることを決めた日に早々と用意していたが、 先々代からの習慣で、居間の大きな窓の前に置いてある。 家猫1年生(年少組か)のノワルには、そこで寝るには開放感があり過ぎて難関だったようだ。 この頃は、出窓に乗っかり窓をのぞいていることが多かったので、 そこに先代愛用の毛布を置いてみた。 完全に人間を信用しているわけではないが、尻尾をぶんぶん振りながら外を眺めたり 香箱を作ってみたり。 この夜。 枕元にフロントラインを用意しておき、のわるが布団に潜り込みに来たタイミングで お尻を撫でながら、チュッとたらす。 本人は気付いてもない風で何より。 なんせ先代は、母と二人掛かりじゃないとさせてくれなかったから。 ノワルちゃんの保護猫日記 目次は、コチラになります。
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