2010 01123456789101112131415161718192021222324252627282010 03






スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

バリ見本市への甘えた感傷

ウブド近郊、田植えの風景。一人で黙々と、手で植えていた。
ウブドを「バリの京都」と例えるのを散見する。
古風が残る街並みと、伝統が生活に溶け込んだ風景が想起させるのだろう。
私が初めてウブドに行った頃はまだ、大きいホテルで20数室程度、
小さなロスメン(民宿)が、居並んでいた。
レストランや土産物の間には、ローカルが経営する小さなワルンがはまり込んで、
水を買うと、観光客価格を上乗せされた。
パディプラダの向かいには民族楽器の店があって、
そこから、観光客の叩く下手なガムランが聞こえてきた。
妙にレートがいいもんだから、ギャンブル気分で両替した仕舞た屋もあった。
時は流れ、感傷だけが沈殿する。

24時間営業のコンビニでも、お供えを欠かさないのがウブド。
1坪程度、水とジュースしか売ってないようなワルンは消え、
そんな場所にも、定価販売のコンビニエンスストアが入り込んでいた。
民族楽器の店も、愛想は悪いがレートの良かった正直両替屋も、時に流された。
こぎれいな店が増え、レギャン辺りにありそうなブティックも増えた。
そしてガムランの音色より、インドネシアンポップスの方が多くなった。
私の好きだったウブドは、記憶になってしまった。
そんなことは、外国人観光客の得手勝手な感傷だと解っている。
その場に生きている人間は、いつまでも時代に止まってなんかいられない。
先進国が失った物を押しつけられるのは、生活する人間には堪ったモンじゃない。

お祭。ガムランの音に導かれてお寺を覗くと、こういう風景に出会う。
京都は、自分の立ち位置を心得ている街だ。
訪れる人達に、期待の「京都」を的確に売る才覚がある。
そんな古都も一時期、妙にぶれた時があった。
大きな音を垂れ流し、京都とは縁のないタレントグッズを売る店が増え、
木造家屋は堅牢な鉄骨に変わっていった。
しかし時代の逆風を、オンリーワンのプライドと商魂は見事に嗅ぎ分けたのだ。
京都が今もなお「日本の見本市」なのは、誰しも認めることと思う。

昔は、こういうお土産物屋ばっかり(笑) 私は、猫の写真を撮るだけ、おばちゃんは、笑ってみてるだけ。
古い伝統が生活に溶け込み、景観に恵まれたウブドはオンリーワンを貫くだろうか。
観光地として価値ある「ウブド」に、満足していてくれるだろうか。
いつか彼らも失った物を、懐かしく愛おしんでくれるだろうか。
そして、それを取り戻したい、だからこその「ウブド」だと考えてくれるだろうか。
バトゥール湖近郊出身で、デンパサールに住むガイド氏はつぶやいた。
「出稼ぎしなくても仕事があるウブドが、羨ましい。」
日本経済の発展期を享受した私が、口にしてはならない言葉なのだ。
「日本が失った物は、余りにも大きい。だから、ウブドが好きなのだ」とは。

※ 小さな映像3つは、クリックして下されば大きくなります。

バリ旅行の過去日記一覧は、コチラです。






スポンサーサイト
[ 2010/02/15 ]   情景・バリ | TB(0) | CM(13)

Pundi Pundi/Semoga minpi indah

プンディプンディのカップル席からの眺め。
ウブド最後のお夕飯は、どこで食べよう。
ホテルの部屋から朝な夕な眺め、散歩でも、どこででも眺め、
それでもやっぱり最後の日は、ウブドの田んぼを眺めながらご飯を食べたい。
JlハヌマンがJlモンキーフォレストと交わり、Jlラヤプンゴセカンに
名前を変えてすぐの所に、「Pundi Pundi(プンディプンディ)」がある。
オープンエアのレストランは、前は蓮池、横は田んぼに向かって開けているが、
夕方だから当然、蓮は咲いておらず、不思議なかかし?が不気味に目立つのみ(笑)
田んぼと蓮池が合わさった角っこ、カップルシートの突端テラス席で、ご飯を頂く。
風雨に曝された大きくてどっしりした椅子とテーブルに、バリ風の日よけ傘。
どの店でも、テラス席は照明が届きにくい上、蚊の攻撃も喰らいやすく好きじゃない。
特に、この人気席は突端だから、他の席のお客さん観察ができないし、ね(笑)

この店の名物はBBQだけど、ニンニク使用なのだそうで食べられない。
ナシ・バカール・ロータスという、蓮の葉っぱにチャーハンを包んで炙ったのが
珍しそうなので食べてみる。
蓮の葉包みのナシゴレン。ピント外れですが。
蓮だろうが柿の葉だろうがパイ皮だろうが、包まれた料理ってワクワクする。
葉っぱに入った切れ目からぺろりと剥いでいくと、中身はナシゴレン。
バリ風とも中華風とも違う味。バリ的甘味がなくて、抵抗なく食べられる。
蓮の風味というのが私には解らなかったけど、モヤシやキクラゲ、鶏にエビ、
微妙に中華な食材が、楽しい一皿だった。
ビールとサラダで、…、おいくらだったか…。
ブブール・インジン(タピオカプディングの黒米版、バリぜんざいとも 笑)を
食べてみたかったのに、どの店も見あたらなかった。
ローカル経営のこのお店なら、と期待したが、あったのは、ブブールインジン・パイ。
どんなスイーツよ?大いに気になる。気になるが、満腹だ。
お姫様のように少食な自分が、ほとほと悔やまれる。ビールは控えめに(笑)

この道筋はプラマ社のバス停を過ぎると、緑に覆われていたのに
今やスパやレストランが軒を並べて、たくさん人が行き交う。
ガムラン音楽を流すお店も、めっきり減った。
古風が息づく、そんなウブドが少し見えにくくなってきた。
闇に溶けていく田んぼに、テガルサリ(私の田んぼを奪ったアコモ笑)の灯りが、
不思議な空中楼閣のように浮かんでいた。

バリ旅行の過去日記一覧は、コチラです。















上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。