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あの丘の向こう、あの空の下。

360度棚田
そのホテルは、熱帯雨林を切り開いた棚田の中にあった。
丘の頂から見はるかす限り、連綿と棚田だ。
強い雨はいつしか上がり、けれど、向こうの山は靄の帳に覆われている。
昨日までいた海辺の、黒味を帯びるほどの青い空が嘘のようだ。
うなじにはまだ、炒りつける太陽の熱が残っているというのに。
雨がまた降り出すのか、夕闇が降りてきたのか、地平線と空の境界線は
緑っぽい灰色に馴染み、果てが知れない。
棚田の谷間に、アザーンが響き渡る。
あちらの山肌、こちらの山肌、小さな集落が点在するのだ。
風に千切れ捩り合わされ、いくつものアザーンが谷間に共鳴する。
知っているたった一つの言葉だけが、耳を打つ。アッラーフアクバル。

ここは、私が今まで知らなかった土地。
そして、いまだ見知らぬ土地を思う。
今いる、ここではないどこか、を。
行けない自分をじれるように。
バリ島の西の端っこから、フェリーと車で僅か2時間ばかりの異国。
ジャワ島の東側、イジェン火山の麓に私は来たのだ。
西へ西へと誘われる、そんな心地で、私はアザーンに漂っていた。

ホテル近くの村の子供たち。
ご無沙汰しておりました。無事に戻って来ました。
こんがり日焼けの虫さされで、仕事も家事も何もしたくないんだけど。
だって、帰国早々、もう腰が据わらない気分なんだもん。サイテー(笑)

今回、バリ島は充分かな、と初めて思いながら、帰国の途につきました。
それはきっと、違う「遠い太鼓」が聞こえたから。
ジャワ島小トリップから戻ってみると、バリは、一つの完璧な世界なのだと感じました。
そう。完璧な、小さな世界。金魚鉢のような。
それは、やっぱり旅行者の感傷に過ぎないのだけど。
そして、やっぱり、またバリに行きたくなるんだろうけれど。
金魚鉢に見入ってしまうように。
金魚鉢の小さな世界を倦まず飽かず、いつまでも眺め入るように。
ぼっちらぼっちら、リハビリがてらのバリ旅行記を始めたら、
金魚鉢を眺める、そんな優しいお気持ちで、どうぞお付き合い下さいね、長いから(笑)




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[ 2010/06/25 ]   情景・バリ | TB(0) | CM(20)

遠いガムランに誘われて。

色とりどりの、ウブド朝市の賑わい。
山の向こうに想いを馳せたのは、シャスタ(「馬と少年 ナルニア国物語」)だが、
ミンピリゾートムンジャンガンのレストランで、海の向こうの山を眺めていた時のこと。
名前を知らず「ジャワ富士」と呼んでいたが、朝食を摂りながら、
「ジャワ島にフェリーで30分。ここからだと日帰りだね。」と、何気なセリフが、
ツレのバックパック魂に火をつけたらしい(笑)
バリ熱が冷めることなく、バリ旅行モードのまま、区切りなく、また渡バリ
熱に浮かされた、バリ病患者だ、今度のまた次(笑)で最後にするぞ。

正装のまま、ボール遊びに興じる女の子たち。
2009年のバリ旅行は、新月の頃だった。
ムンジャンガン島では、どこの村からなのか次々に、お詣りの一行が集まっていた。
バニュウェダン(ミンピリゾートがある村)の小学校では、正装のまま、
子供達がサッカーに興じていた。
草っ原のコートを、牛がゆっくり横切っていくのだけど、怒る子なんかいない。
正装の子供はヒンドゥー、制服の子はイスラムと教わった。
新(朔)月は、ヒンドゥーのお祭の日なのだ。
照らす月は痩せていき、バリの夜空は一層の暗闇。
その墨染めに、ダイヤモンドを散りばめたプラチナの帯が、豪奢にほどけていた。
ああ、天の川だ。手を伸ばせば、流れる銀の水に指を浸すことが出来そうだ。
濃い闇だからこそ、星々はその力を解き放つのか。

帰国して見上げた夜空は、街の灯りを受けてだろうか、気味が悪いほどの黄色だ。
何かの前触れかと不安を抱くほど、奇妙な世界に生きている。
時に立ち止まり、そんな風に理解することが、私には必要だ。
だから、耳を澄ます。私を誘う音を聞いている。
それは今のところ、太鼓じゃなくて、ぱこぽこぱかというガムランの音だけど。
   遠い太鼓に誘われて
   私は長い旅に出た
   古い外套に身を包み
   全てを後に残して       「遠い太鼓」(村上春樹氏)序文より
凪いだ海、朱を落とす空。


って、ことで、しばらく更新はお休みさせて頂きます。
帰国次第、また、変わらぬお付き合いの程、どうぞ宜しくお願いいたしますm(_ _)m
え?またバリ旅行日記って? ん~、多分ね(笑)
                        
                         「猫又的バリ五十三次」管理人 ののねこ拝

追伸:ご無沙汰しおりまして、本当に申し訳ありません。
   あっちこっちがラストスパート中で、実は、結構、焦っております。
   あれやこれや、気になりつつも、お伺いする時間がないかもいれませんT.T
   私の足跡をお見かけになったら、ご挨拶かたがた、と、
   どうぞ、お察し下さいm(__)m 
   そして、どうぞ、ご容赦下さり、またお付き合いヨロシクね!m(__)m







[ 2010/06/07 ]   情景・バリ | TB(0) | CM(15)

2009年バリ島、ほんとの最後(笑)

バニュウェダンのワルンで、おもちゃの笛を買っていた
旅行も終盤、帰国が間近くなったとき、どんな風に気持ちを切り替えます?
私は、心に我が家の猫を思い描き、里心を強制的につけている。
病気していないかな?機嫌良く食べてるかな?大事にされているかな?
旅行中は浮かれて思い出しもしないかと言えば、そんなことない、ない。マジで。

最後の晩餐も済んで、お土産の買い足しに、カルフールに連れて行ってもらった。
エントランス前で車を、警備員が一台一台チェックする。目つきは真剣だ。
(ジャワ島の外資系ホテルでのテロは、この数日前だった。)
巨艦店舗内にはフードコートやバリのお菓子屋台もあって、平和な賑わい。
満腹なのが残念だ。
イスラムファッションのお店もあって、イスラムが顕在化したのか増えたのか。
CDショップでガムランは?と聞いたら、キリスト教系だから置いてないという。
店の外には、十字架。ガムランは、ヒンドゥーの神様に捧げるから置かないのか。

ウブド・モンキーフォレストのお猿
21時には空港にチェックインして、ガイド氏、ドライバー氏とお別れする。
ガルーダインドネシア機の日本便は、成田、関空とも深夜出発だ。
この深夜便ゆえの、最終日過ごし方というのが悩ましいところで、
スパやホテル延泊(レイトチェックアウト含め)というのもあるけれど、
今回はラウンジ。ええ、エアチケットはエコノミーですとも。
ングラライ空港(デンパサール空港)では、有料でラウンジが利用できるのだ!
とりあえず、目についた方の「Dewata(デワタ)ラウンジ」へ。
コーヒー、ジュースのソフトドリンク始め、ビール、ワインとアルコールもフリー。
サンドイッチや春巻きの小さなスナック類、プチフールなんかもある、味は・・・。
何にせよ、ガルーダの機内食は朝しかないので、アルコールで退屈を紛らわす。
1階が禁煙席なんだけど、お手洗いとシャワー室が同じフロアで落ち着かない。
観察するに、お手洗いの扉を閉める頭脳が男にないのは、万国共通かと理解した。
理解はしたが不愉快なので(笑)、喫煙席だけど二階席に移動した。
DEWATA喫煙席ラウンジ
時間が過ぎ、日本便搭乗者だけになると、誰も煙草は吸わなかった。

お願いしたいこと。
1.トイレの扉は、開けたら閉めよう。扉とは、開けたら閉めるために存在する。
2.きれいなトイレのためになら、有料だって文句はないぞ。
出発時、関空のお手洗いもキレイじゃなくなったなぁ、と思ってたけれど、
帰国時には、充分にキレイだった、うん(笑)
ラウンジだからトイレやシャワー室が清潔と言えば、そうとも限らないので、
そういう快適さは求めてはいけない。シャワーは浴びずじまい。

あ、ウブド~ミンピ~空港の送迎に追加した観光費用$60ですが、未払いです。
だって、「最終日の精算は?」て、こちらから聞いたのに「ない」て言うんだもん。
チョンボしたから?それとも、どっかで話が違っている??
い~んだろ~か…。胸が痛むが、旅行会社には秘密にしている(笑)

長々と最後までお付き合い下さり、有難うございました。
お立ち寄り下さった方、お読み下さった方、拍手を下さった方、
コメントまで入れて下さった方、皆様方のご辛抱(笑)に深く感謝申し上げます。
締めくくりがトイレネタかい、っちゅうのも情けないけど(笑)

帰国タイマーちゃんは夜になるまで、私の周囲70センチ範囲をうろついていた。
抱かせない、触らせない、目も合わせない、でも、ついてまわるし、呼びつける(笑)
           ウチをほったらかしにしたんは、誰や。

バリ旅行の過去日記一覧は、コチラです。












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