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バーチャル避暑/ホテルのせ川@奈良県野迫川村

ぐにゃっと湾曲した川。半分凍っている。
ぐにゃっと湾曲した川。半分、凍っている。
公的交通機関が一切ない「ホテルのせ川」は、宿泊客の便宜のために、
高野山駅~宿を夏季40分、冬季60分かけて送迎してくれる。
高野龍神スカイラインは、快適な山間ドライブを楽しめる上、
ドライバーのスタッフさん(支配人である)が、名ガイド。
台風12号(平成23年)の爪痕や紅葉スポット(季節であれば)、
珍しい地形等も案内してくれ、すでに観光。
道中、日中には見られないというカモシカや鹿にも遭遇して、相当、お得気分である。

ホテルのせ川の部屋。シンプルで清楚。部屋のお手洗いはウォシュレット。
ホテルのせ川の部屋。シンプルで清楚。お手洗いはウォシュレット。
小さな集落に似合わぬ近代建築がニュッ!と目に付いたら、それが「ホテルのせ川」。
私達が予約したのは、奈良県発行の台風12号復興用チケットを利用した24時間ステイ。
(2012年2月現在。2012.8月現在の「じゃらん」の宿泊プランは、コチラ。)
湯治としゃれ込んだワケだけど、巨大な冷蔵庫の如く、館内は冷え冷えとしている(笑)
遊べる川やキャンプ場(新築キャビン有り)もあるから、避暑が基本で、
冬の利用は、(物好きのことなんか)考えてなかったのかもしれない。
息も凍るエレベーターから降りて、部屋に入ると、おお、暖房が入ってて暖かい。
お約束の冬みかんを乗せたおコタも、すでに温々^-^ テンションが一挙に上がる。
シーズンには登山客の日帰りで賑わうという温泉は、多分、私が一番乗り。
広々と寒い脱衣場だから、勝手に温泉暖房のスイッチを入れる。
温泉自体は加熱循環のため、とろり感が少々欠ける物の、新湯投入のみで加水はなし。
ジャグジーがない方の湯船には塩素臭もない、期待以上の良泉だ。
小さなかけ湯用の槽?は、ぬるくてより源泉に近い肌触り。
支配人さんによるとPH10以上、強アルカリの美容液温泉だ。

夕食。八寸、地場産野菜の部、地場産お肉の部、恨めしげなアマゴと月桂冠(残念)。
夕食の八寸と小鉢、冷めているのが残念。 かしき鍋、野菜の部。村の手作り豆腐、村の杵つき餅、イキの良い野菜。細胞ピチピチ。 かしき鍋のお肉。鴨、シシ、雉。 恨めしいアマゴ。地酒じゃないのが無念す。
しみじみと美味い朝ご飯。白菜の手作り古漬けでよござんしたのに。
朝ご飯。真ん中の小鉢は、豆腐をう~ん・・・、なんかしたの。味は濃いけど化学調味料なし。白菜の漬け物でいいのにさ。  朝ご飯。ツヤツヤの白米。懐かしいような花麩とかき玉味噌汁。

村の外食処も担っているホテルの食事処は、残念ながらいかにも食堂だけど、
宿名物の「かしき鍋」(鴨、しし肉、雉の鍋物)は、お肉の新鮮さが売り物。
村特産のお素麺(三輪素麺系ながら半田素麺並みの太い麺)に、
村の手作り豆腐、杵付き餅もシミジミと美味しい。
特産のアマゴの塩焼きだって、川魚を好まない私でも臭みがなく、コレはイケる。
野菜も肉も鮮度が命、アクが出てしまう前に料理されて美味しくなるんだろう。
お鍋の〆はお雑炊にしたけれど、朝食の白いご飯が噛むほどに心に染みた(笑)

冬場だけの特別サービス、おぜんざい。でっかい杵つき餅入り。
冬場だけの特別サービス、おぜんざい。でっかい杵つき餅入り。
館内や部屋は、正直、ちょっと哀しくなっちゃう(笑)部分もある。
それは清潔さや居心地の悪さとはまた違って、手に余る建築物の大きさ、というか。
だけど、それはハードの部分。(注:とても清潔に、お掃除されています。)
少ない人数で、ガイド付き(笑)送迎から給仕まで、
どんな質問やお喋りにも、気前よくお付き合いしてくれた。
日本で一、二を争う過疎の村に住む、働き盛りのスタッフさん達の頑張りに、
温泉、おこた、お鍋料理以上に、心がぽかぽか温もったんである。


1㎞くらい離れた民宿から、この集落まで毎日通って来るワンコちゃん。
どうやら、手前のブチ犬さんに会いに来るらしい。

奥にいるのが日参するコ。どうやら、手前のブチ犬さんに会いに来るらしい。
また、野迫川に行くんだーっ!今度こそ、立里荒神にも行くんだーっ!!
でも、夏にするわ(笑)
携帯電話はかろうじて、ソフトバンクだけが通じる「ホテルのせ川」のHPは、コチラ
だけど、村内全域のカバーは無理。アンテナが安定してないと友人は言っていた。
本とお酒を持ち込んで、湯治よろしくゴロゴロ、山と清流に培われた空気は美味。
それと、HPはあんまり(ほとんど)参考にならないので、
コチラと、コチラをご参照下さい、高評価です。
野迫川村の一集落。
逝く夏や 討たれ落ちたか蝉ひとつ
この遠足に関連した関西圏サイトマップは、コチラです。
国内で宿泊した温泉宿の過去記事一覧は、コチラです。

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[ 2012/08/29 ]   日本のお宿 | TB(0) | CM(2)

バーチャル避暑・雪中高野山@和歌山県

高野山駅。お寺風の木造建築は風流だが、しんしんしんしんと寒い・・・。雪の高野山駅。ふきっさらしで構内も寒い・・・。
暑い。赤道直下のバリが慕わしくなるほど日本列島が暑い。
暑いのに、やたらと騒がしいので余計に暑くなる。だから、バーチャル避暑。
逃げた先は深山高野山、さらにその奥、野迫川村は「奈良の北海道」と称される。
村営の温泉宿「ホテルのせ川」もあるから、晩夏の雪見風呂としゃれ込むか。
実際に行ったのは、記録的寒気団が日本列島を覆った日。
雪ありますか?と予約時に暢気に尋ねたら、雪だけはあります、とはお宿の返答。

霊宝館一部。建物自体が文化財で、とても寒い(笑)
霊宝館一部。雪が降り続けるので、寒くて写真がない。
野迫川村に絡めて是非に行きたかったのが、立里(たてり)荒神社。
が、立里荒神行きバスは荒天で運行中止。バスの予約時にもそう言われてたし。
(高野山駅から出る立里荒神行きバスは、オールシーズン要予約です。)
地元の方々の予想が大方そうだったので諦めはつくが、はて?
元々、立里荒神からの帰り途中まで、宿の車に迎えに来てもらう予定だったのを変更、
高野山まで客を送る便に拾ってもらい、とっととチェックインすることに。
けど、それまでどうやって時間をつぶす? しんしんと雪が降る高野山で。
ケーブルカーで一緒だった人たちは、一体、何をしにどこへ消えたんだ。
雪中、ぽつねんと取り残され、寺よりかは暖かろうと「霊宝館」に向かう。
受付で使い捨てカイロを手渡され「暖房はありません。」 ヤメときゃ良かった(笑)

きららな宝飾品は大好きだけど、正直、寺宝という物にあんまり興味はない。
それでも平安期の柔和で雅やかな仏像は好きだし、おっと運慶の十二神将だ、
さすがは高野山、その気になれば見応えたっぷり。
弘法大師直筆からはちゃちい複製ながら、闊達で伸びやかな精神力が息づいている。
霊宝館は宇治平等院を模した大正期の木造建築で、それだけでも一見に値するけれど、
新館に作られたお手洗いの中が、一番暖かく、そこに籠もっていようかと…。

高野山門前町。生活用品兼土産物屋が並ぶ古風な街。暖房はストーブのみ。寒い。
高野山門前町。街の生活用品兼業土産屋が並ぶ、古い街並み。寒い。
高野山内は夏でも涼しいのがウリなだけあって、冬は雪景色がデフォルト。
時間つぶしにお店に入ってみるけど、寒い。
屋内なのに、お店の方はダウンジャケットを着込んで、指なし手袋なんかもしてて、
北海道出身の友人が昔、「内地は家の中でも、寒い!!」と怒ってたのを思い出す。
ホテルのせ川のお迎えの車に拾ってもらう頃には、すっかり冷え切っていたけれど、
翌日も懲りずに、杉の巨木に囲繞された奥の院にて、しんしんしんしんと冷え込んだ。
南海電車、高野山で車輌が冷凍保存されてるんだから、もっと暖房で解凍して下さい。
節電という割に送風がすぐ入るし、万年的に寒いです。
大阪府最高峰の金剛下ろし一帯の我が家でも、高野山、野迫川と巡って帰宅すれば、
春の兆しと勘違いしたくなるくらいには、暖かく思えたんである、この時はね。
奥の院手水。注ぐ形で凍りついている。かちんこちん。触りたくもない。はい。
奥の院の手水。注ぐ水が注ぐ形で凍りつく。全てかちんこちん。
我はここ ここに生きると蝉がなく
この遠足に関連した関西圏サイトマップは、コチラです。



愛國の花、時にBunga Sakura

高度感が飛んだ写真だけど、山の端より。海岸線は一面の椰子の木。
山の端より。海岸線に向かって広がるのは、一面のヤシの木。
私達はバリアガの村、スンビラン(Sembilan)を捜していた。
南部リゾート地サヌールからキンタマーニを経由し、ロビナへと北上する途上だ。
細い山道を行きつ戻りつ、右に左にハンドルを切るから、道に迷ったことは知れる。
私は車酔いでバリアガスンビランも海を見晴らす素晴らしい(らしい)眺望も、
すっかりどうでもよくなっている。

お父さんに言われて、椰子の実ジュースを作ってくれる大工?のおじさん。
お父さんに言われてヤシの実を割ってくれている、大工?のおじさん。
途中、小学校(多分)を頂点に、数軒の家々が点在する小さな小さな集落で車を降りた。
(ガイド氏は「ここがスンビラン」と大うそをこきやがった。)
普段なら、私は学校や小さな店舗、人の集まってそうな場所を目指すのに
この時、ふと昔ながらの竹網の家壁に惹かれ、一軒の家に足を踏み入れてしまった。
いくら何でもいつだって、住人が誘わない、人影のない敷地に入り込んだりはしない。
なのに、まるで招かれた客人のように堂々と庭を歩く自分を、不可思議に思う自分がいる。
ほどなく子供たちがお母さんと一緒にわらわらと出て来て、咎められることもなく、
どこから来たの、どこにいるの、どこに行くの。(まるで人類の、永遠の三命題ではないか。)

演奏してくれるお父さん。このバレはオーディオルームのように機材が揃っていた
演奏してくれるお父さん。このバレはオーディオルームでもあったのだ。
お父さんは仕事の手を止め、敷地の案内をしてくれた後、
バレ(反屋外の東屋)に招き上げてくれ、椰子の実ジュースを振る舞ってくれた。
私が目を止めた竹の木琴演奏まで披露してくれて、ふと思い立ったように、
子供に電子ピアノ(ヤマハ製!)を持ってこさせて、何やら一節、歌ってくれている。
何だろう?私達の顔を見るので、何か日本の歌らしいが、何だろう?
思い出しながらキーを探る彼は焦れて、伴奏はやめ記憶にあるまま、声を張り上げた。
「しろきふじ みくににつくすおみならは やまざくら」
聞いたことはないけれど、聞き取れた歌詞は何となく愛国調だ。
日本の古い歌、軍歌? ピンときた様子の私に、彼は満足そうに笑顔で肯く。
1942年。おじいさんが日本人(兵?)と働いた時(徴用?)、習い覚えたそうだ。
そして終戦後、村に帰った後々も歌い続け、子守歌として聞いた彼も覚えたという。

お台所。お母さんはお芋を茹でていた。長男坊メッシ、つまみ食いを狙う。
お台所。お母さんはお芋を茹でていた。
アジアを旅する時、無視してはいけない感情が波を打つ。
戦後民主教育のただ中で育った私達は、軍歌は知らない、歌ってはならない物だった。
彼にそのニュアンスが伝わったかどうか、ちょっと不審顔のまま、
おじいさんはこの歌をよく歌っていた、日本人の話もよくしていた、と言う。
いつか日本人に会ったら、この歌を聞かせたいとも。
だから彼もいつか日本人に会えば、歌い聞かせよう、そう思い続けていたという。
私は、言葉を見付けられない。
どうしても目を背けてしまう私の中の捻れと、日本人を懐かしむおじいさんの情。
私は、彼に伝えるべき言葉を、どうしても見付けられない。
聞き取れた歌詞の意味を、インドネシア語に置き換えて説明するだけだ。
日本に帰ったら、その歌を調べるね、そして意味も調べて、教えに来るね。
それが精一杯の私に、彼は日本人に会えて良かった、今日は良い日だったと言ってくれる。
郵便が届かないこの村に、また来られるだろうか。でも、来なくてはならないのだ、
私の中の捻じれを言葉で正して、それを彼に伝えるべく。
2012年7月。
こんな風に、私はバリを旅していた。

※ 軍歌ではなく、「愛国の花」という歌謡曲…、
   といっても国威発揚の歌謡曲でした。お嫌じゃなければ、ぜひに。
  「真白き富士の気高さを 心の強い盾として
   御国につくすおみな(女)らは 輝く御代の山桜
   地に咲き匂う国の花」
  「ブンガ・サクラ(桜の花)」として、インドネシア語で作詞するほど、
  スハルト元大統領の好きな歌だったそうだ。
  インドネシア人情緒に訴える歌詞、メロディなんだろうか?

昔々からある祠。敷地内にあるから祀っているそうだ。後ろの石垣はスレート石。
            産地なのか、この集落周辺でよく見た。

        昔々からある祠。敷地内にあるので、祀っているそうだ。この辺りは、スレート石が採れる。




[ 2012/08/05 ]   情景・バリ | TB(0) | CM(6)

ただいまです。

ロビナの朝焼け。
ロビナの朝焼け。
ただ今です。

私が留守の間にも、日記にお目通しいただき、本当に有難うございます。
コメント、拍手もたくさん頂いて嬉しい! 心よりm(_ _)m深謝です。
お返事等々、近々お伺いしますが、先ずはお礼とご挨拶まで。
とっくに帰国はしていたのですが、自分用の大きな土産「お腹の夏風邪」で
数年ぶりの高熱と下痢( ̄∇ ̄;)、へたりきっておりました。
バリ土産、ではないそうですが、誰も信じてくれません。

そして、船は行く。
そして、船は行く。
2012年7月。
2009年時の旅行と同じくバリは朔、Tilm(新月)のウパチャラの頃合いだった。
暮れた空に浮かぶ月は夜毎に細り、星の燦めきを数多まとって、贅美を尽くした姫だ。
乾期の澄み渡った空に、砕いた宝石の如く散らばる星々を見るために、
そのためにこの地を訪れたくなるほど、豪奢な闇夜なのだ。
昼間の容赦ない陽射しとはうって変わり、魔が棲む闇にはいつも涼やかな風が渡る。

それに引き替え大阪、どないよ。
ホーライの巨大せいろに、大阪全部、蒸されてんとちゃう?
なんで、赤道直近のバリより蒸し暑いねん、バリに避暑に戻りたなるやん。
そして、星々の瞬きも見えない大阪の暮れない夜、従えるべき星々もなく、
いつまでも薄明るい夜空に、ぽつりと浮かぶ月はあまりに孤独だ。
暑さに着いていけないまま、心のどこかをすとんと落とした私のように。

ぼやきながら、いきなりバリ日記開始(できるかな)。
きっとまた、あちこち迷走しながら更新することでしょうが、
う~~~ん、屋久島のお食事処とか温泉とか、交えたいんだけど、な。
変わらぬ長文迷走に、どうぞよろしくお付き合い下さいませ。
お読み下さる皆様方に、きっと、御利益がある           と、いいな。
明るくなって、ドッキリ。カミサマネコ。 
急に明るくなって、ドッキリ。ほっとけよ、とカミサマネコ。







[ 2012/08/03 ]   情景・バリ | TB(0) | CM(8)







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