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掌中の珠/重森三玲庭園美術館・京都

     庭木戸より。この瞬間、私はいつも緊張と高揚感に包まれる。
五山送り火を迎えようとしている京都へ行った。
なぜか、お盆前後に京都や奈良やに行きたくなることが多いのだけど、
お精霊(しょらい)さんを、送り火でお見送りしたことはまだない。
今回も、「大」の字を山肌に刻んだ吉田山を行く手に、刺すような日差しの中を歩く。
京都大学も夏休み中は静かなもので、そこはさすが思想の最高学府、
いささか腑に落ちにくい日本語(笑)のアジ看板が、ギラギラと放熱する。
「西田幾多郎先生(京大学派の雄・彼の散歩道が「哲学の道」)縁の散髪屋」なんてのもあって、
界隈は、昔ながらの学生街の匂いと吉田神社参道の落ち着きが混在して楽しい。

そんな中に、「重森三玲(しげもりみれい)庭園美術館」はある。
美術館と言っても、元は吉田神社社家だった屋敷と庭、茶室のみと小さなものだ。
予約見学者が揃うまで、石庭を正面から眺める書院で待っているのだが、
その部分は江戸末期の建築だそうで、質素に時代を纏って沈んでいる。
蓬莱を模した枯山水は青みを帯びた石で、深山とも水底の岩とも見える。
三玲の、明るさを伴った庭園は、湯の沸く音に松籟を聞くが如し、
研いだ気に満ちているのだ。
書院前より庭木戸方向へ。お茶室より。お社は社家の頃からあったもの。
お茶室「好刻庵」も壁で小さく囲わず、庭に向かって大きく開け放たれている。
書院から眺める禅味とは趣向を変え、庭木に苔と重なる石庭は、あたかも遊山の境地だ。
釘隠は、四季の草花を咲かせた京焼き。欄間の彫刻、藤の蔓は花を湛える。
天井や柱には、生地・岡山の紅殻で黒味にコクを加え、
飛雲閣(西本願寺)に想を得た、床の間の明かり取りが開放感を作る。
そして、正面に庭を見据えた襖は浪を大きく描き、一陣の風をさえ思う。
好刻庵。お軸の書は、三玲の手によるもの。
思うさま、美学を振るった茶室だ。
空は高く澄み、逝く夏の閑けさに三玲の地球は包まれる。

庭の隅には、ストイックな石庭に似合わず、枝垂れの桜が揺れていた。
三玲が感謝を込めて、夫人の好きな桜を植えた、とのことだった。
花の散る季節には、吐息を堪えながら、花殻を掃き寄せることもあったかも知れない。
そんな風景も、ちらりと想像してみた。
       うさぎの餅つきの電灯。かわいい。
   
重森三玲庭園美術館」のHPは、コチラ。
小川治兵衛と並んで好きな作庭家ですが、庭園はもとより茶道にも闇い猫又が
個人の印象を綴ったものです。言葉足らずの点、どうぞ、寛大な笑顔でご容赦下さいm(__)m
見学は要予約の上、時間も限定。庭園・書院のみ600円、「好刻庵」込みは、1000円。
代表作は東福寺方丈庭園と聞けば、ぽんと膝を打たれる方もおられましょう。
三玲の庭を持つ高野山福智院は、旅館並みの設備(料金も)とはいえ、宿坊なので
未だ、泊まりかねています。誰も、一緒に泊まってくれないんだもん。





食ってもいいのか?

なるほど夏眺むるに

絶好の庭


しかるに女房どのは病いがち?

風になられたか?


日本語、ぶろぐ道共に疎いオラでよければ

らぶしゅくぼう
[ 2009/09/22 19:19 ] [ 編集 ]

三玲でしたか...
福智院...
あそこも三玲ですね。
冬がいいんですよね。
意外と...
[ 2009/09/22 19:40 ] [ 編集 ]

美しい庭園ですね。こういうところにいると、心が洗われるような感じがします。それが、日本庭園のよさでしょうか。

高野山は一度だけ行ったことがあります。今、お寺でのプチ修行体験なんてのもあるんですよね。興味だけはあります。
[ 2009/09/23 00:30 ] [ 編集 ]

高野山福智院で検索したら、温泉宿坊でずらりと出てるのね~~。
なんと全然知りませんでした。いいなぁ・・
うち真言宗だし・・温泉好きだし・・
高野山って一度は行ってみたいし・・

私も泊ってみたい・・・・
[ 2009/09/24 00:07 ] [ 編集 ]

この庭園、1度観に行きました。
庭園といえばお寺なんかで、思い思いに好きな場所から、好きなだけ眺めるイメージでしたが、
こちらはきっちり説明いただき、なるほど美術館だとぽんと膝を打ちました(笑)
追い立てられるのが苦手な人にはちょっと辛い!?

高野山福智院は本当にそこに湧く自家源泉なのか、未だ判別がつかなくって(笑)
[ 2009/09/24 08:50 ] [ 編集 ]

予約の上、時間も限定ですか!
かなり敷居が高いなー。

素晴らしい庭ですね。石の置きかげんなんか何かテーマがあるんでしょうね。
綺麗なものは、昔も今も変わりないですね。

京都大学って聞いただけで未だ心が乱れます。
Gangstersにどうしても入りたかったんですが....学力が(笑)
[ 2009/09/24 10:43 ] [ 編集 ]

おはようです。
連休ボケしてます。

こんな素敵なお庭にお湯までわいてるの?
贅沢だな~~~
なんかふすまの柄がすごく大胆でびっくりです。でね、右端に書いてある「作」?って文字がなんだかどこかがおかしんだけどどこがおかしいのかわかんない(笑)←連休ボケ?
うさぎさんが月でもちつきしてるね♪
[ 2009/09/24 11:02 ] [ 編集 ]

コメントお待ちしています。
入り口の重厚な扉から奥行きのある日本庭園へのアプローチがいいですね~!

私「玉砂利」の音って大好きなの!!
[ 2009/09/25 14:39 ] [ 編集 ]

こんばんはぁ~☆
御無沙汰しております。

素敵な美術館ですね!
広々としたお茶室を珍しく思う・・・
姫らしい(笑)
巧妙な欄間、襖や照明のデザインも
凝っていますね!

私も大の字見ていません。
更に混むだろうと(-.-;;;;;
[ 2009/09/25 18:18 ] [ 編集 ]

chaboさん。

肉屋のフリッchaboさん

chaboさん。

美への滅私を選んだ人間は、ヒトへの愛情は、
いかように?
...............、
海原雄山か?

高野山オフ会。
般若湯と精進料理。
写経にお経(有料です)。
体の内も心の内もぴっかぴか。
開催時期:高野山に30センチの積雪がある日。
                      拝 羊のの
追伸 禁ナマグサ
[ 2009/09/26 16:23 ] [ 編集 ]

HANG ZEROさん

HANG ZEROさん

冬の、高野山は、ちょっと.........。
寒過ぎる........。
福智院は、秋に、是非。
マツタケ会席(笑)
[ 2009/09/26 16:36 ] [ 編集 ]

snowyさん

snowyさん。

三玲さんは、モダンな作風なのですが、
お屋敷にあわせたのか、自分のためだからなのか
古典的な、落ち着きのある風合いのように思えました。
日本庭園は、蝉や風、葉、流水、音をとても大事にしているようです。
正坐が苦にならないほど、見入ります^-^

立つ時、相当、きつい(笑)

高野山も、夏に行くと、緑が滴るようで美しいですよ。
写経くらいには、一度、挑戦したいんですが、今だに^-^;;
[ 2009/09/26 16:53 ] [ 編集 ]

マダム忘れな草さん。

マダム忘れな草さん

そうなんです。旅行パンフや楽天でも出てきます、ここ。
この半額くらいで、泊まれる宿坊が多いのですが、ここは(笑)
なまじ高野山って、わざわざ一泊しないですし、
ちょっと.......、怖い話も.............(笑)
だから、一人では泊まれなくて。
こちらにお出での際には、ご案内させて頂きますので
ぜひっ!!!

[ 2009/09/26 16:54 ] [ 編集 ]

されこーさん。

されこーさん。

多分、学芸員?は、三玲さんのご血縁(息子さん?)だと思います。
三玲氏の茶道、華道の話から、建築まで、初歩的な質問にも
答えて頂き、追いたてられるという印象?は、私は抱きませんでした。
皆さん、縁側で思い思い、お過ごしのようでしたし。

ただ、狭いので、天龍寺や建仁時のようには、いかないですねぇ。
好きなように歩きまわられたら、私は、逆に、その見学者をドツクでしょう(笑)

実は、山内で槇の某のタンク車、見たことがあるんです(笑)
どこからどこに行くのかは、わたくしには(爆)
[ 2009/09/26 17:17 ] [ 編集 ]

EZ30さん

EZ30さん

敷居が高くて、面倒です(笑)
その時間と言うのが、11時と14時。
ちゃんと京都でお昼をとるべく、
女性に優しい時間帯なのが、さすが京都(笑)
お庭は、蓬莱山という世界の果てのお山で、
石庭に多いテーマだと思います^-^

アメフトと薬学のお勉強では、さすがのEZさんも
両立が難しかったのではないでしょうか!
[ 2009/09/26 17:43 ] [ 編集 ]

まきちょんちゃん。

まきちょんちゃん。

こんにちは.......、連休ボケがひどくて
ブログまで放置してましたm(__)m
これじゃ、楽天くりんこと、同じペースや(笑)

お泊り出来る宿坊は、三玲さんのお庭が3つもあるのよ。
ほんま、旅館と同じやで(シツコイですが、値段も)

このふすまがね、どどぉおん!と、目に入るのよ。
三玲さんには、お庭とつなげて、頭に描く風景があったのでしょうね。
うっふっふっふ、まきちょんちゃん、そんなことでは
お兄ちゃんの漢字ドリル、見てあげられないわよ。
これはね5年生で習う「作り手」と読む、
って、うそうそ^0^
三玲さんの作字だってさ(笑)

これ、灯りがつくと、ほんとにお月さんみたいで、
ほのぼのしそうだよね。
これだけでもいいから、欲しかった(笑)
[ 2009/09/26 17:52 ] [ 編集 ]

気ままなアンさん。

気ままなアンさん

おじい様の巧みな技を見ながら、お育ちになったアンさんなら、
お茶室や、式台の凝った造作にも喜ばれるのでは。

玉砂利の音、ちょっとお芝居の登場人物の気分になりませんか?(笑)
[ 2009/09/26 18:00 ] [ 編集 ]

姫様。

姫様。

好刻庵を書くとき、姫がずっと頭にありました(笑)
もうひとつ、無字庵というお茶室があるのですが、それは非公開。
そちらは、伝統に倣った様式だそうです。
好刻庵は、どちらかと言えば、御座敷兼用のお茶室ですね。
お茶の時には、炉を切った畳に変えていたのだとか。
やっぱ作庭家だから、お庭を見せたかった?(笑)

私もそうなの、祇園祭りも行ったことがないの、私。

[ 2009/09/26 18:09 ] [ 編集 ]

こんばんは~

 京都って見るところありすぎて あまりにも有名なところしか行ってないです。
その有名どころでも数箇所・・
 混んでる~~ってイメージもあるんですよね~
[ 2009/09/27 18:22 ] [ 編集 ]

「ここから入っちゃダメ」という意味を持つ石の小包み(名前忘れた)ほんとに置くんだー。
入り口からして一枚の絵画のようです。
夏の京都はとにかく暑い!と思っています。

高校の時に受戒だったけな?ありましてお寺に一泊しました。
高野山オフ会の時は一時間ごとのお経とか
説法を聞く、なんてのは是非外して下されー。
[ 2009/09/28 10:52 ] [ 編集 ]

バリ大好きtoshiさん

バリ大好きtoshiさん

私、金閣寺って、2回くらいですよ、多分。
祇園のお茶屋さんなんか、上がったこともないし(爆)

だぁかぁらぁ、穴場探しするんですよぉ。
って、ここは1日2回だけだからか、集中して、人がいます(笑)
[ 2009/09/29 00:11 ] [ 編集 ]

品代さん。

品代さん。

喝!!
お説法をして頂けてこその高野山。
精進料理は、ウマいと言うべからず!!飲んで、踊るべからず!!
朝晩しか読経なさらないと思うわよ(笑)

私、この石って、精霊の移動を封じるのかと思ってた(笑)
封じられてたのは、私だったのか^^;
古い邸宅の見学に行くと、この庭木戸を通るのが、楽しみです。
こういうの、ある家に住みたいわぁ(笑)

お盆って、すこーんと抜けたような天気の良い日があるでしょう。
湿気が全然、なくって。
そういう一日でした。浴衣の方が涼しかったはず。

ご戒名で、卒業証書が、頂けたとか?!
仏弟子の身でござったかー。
あんまり怒りを誘発しちゃだめね、慎みます(笑)
[ 2009/09/29 00:27 ] [ 編集 ]

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