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バリ見本市への甘えた感傷

ウブド近郊、田植えの風景。一人で黙々と、手で植えていた。
ウブドを「バリの京都」と例えるのを散見する。
古風が残る街並みと、伝統が生活に溶け込んだ風景が想起させるのだろう。
私が初めてウブドに行った頃はまだ、大きいホテルで20数室程度、
小さなロスメン(民宿)が、居並んでいた。
レストランや土産物の間には、ローカルが経営する小さなワルンがはまり込んで、
水を買うと、観光客価格を上乗せされた。
パディプラダの向かいには民族楽器の店があって、
そこから、観光客の叩く下手なガムランが聞こえてきた。
妙にレートがいいもんだから、ギャンブル気分で両替した仕舞た屋もあった。
時は流れ、感傷だけが沈殿する。

24時間営業のコンビニでも、お供えを欠かさないのがウブド。
1坪程度、水とジュースしか売ってないようなワルンは消え、
そんな場所にも、定価販売のコンビニエンスストアが入り込んでいた。
民族楽器の店も、愛想は悪いがレートの良かった正直両替屋も、時に流された。
こぎれいな店が増え、レギャン辺りにありそうなブティックも増えた。
そしてガムランの音色より、インドネシアンポップスの方が多くなった。
私の好きだったウブドは、記憶になってしまった。
そんなことは、外国人観光客の得手勝手な感傷だと解っている。
その場に生きている人間は、いつまでも時代に止まってなんかいられない。
先進国が失った物を押しつけられるのは、生活する人間には堪ったモンじゃない。

お祭。ガムランの音に導かれてお寺を覗くと、こういう風景に出会う。
京都は、自分の立ち位置を心得ている街だ。
訪れる人達に、期待の「京都」を的確に売る才覚がある。
そんな古都も一時期、妙にぶれた時があった。
大きな音を垂れ流し、京都とは縁のないタレントグッズを売る店が増え、
木造家屋は堅牢な鉄骨に変わっていった。
しかし時代の逆風を、オンリーワンのプライドと商魂は見事に嗅ぎ分けたのだ。
京都が今もなお「日本の見本市」なのは、誰しも認めることと思う。

昔は、こういうお土産物屋ばっかり(笑) 私は、猫の写真を撮るだけ、おばちゃんは、笑ってみてるだけ。
古い伝統が生活に溶け込み、景観に恵まれたウブドはオンリーワンを貫くだろうか。
観光地として価値ある「ウブド」に、満足していてくれるだろうか。
いつか彼らも失った物を、懐かしく愛おしんでくれるだろうか。
そして、それを取り戻したい、だからこその「ウブド」だと考えてくれるだろうか。
バトゥール湖近郊出身で、デンパサールに住むガイド氏はつぶやいた。
「出稼ぎしなくても仕事があるウブドが、羨ましい。」
日本経済の発展期を享受した私が、口にしてはならない言葉なのだ。
「日本が失った物は、余りにも大きい。だから、ウブドが好きなのだ」とは。

※ 小さな映像3つは、クリックして下されば大きくなります。

バリ旅行の過去日記一覧は、コチラです。






[ 2010/02/15 ]   情景・バリ | TB(0) | CM(13)

同じ喪失感を味わったのが上海。
魔都には違いないけれど、デジタルとアナログぐらいに違ってしまった。
でも中国は広大です。
まだまだアナログな街がいっぱい潜んでいると・・・。
ウブドは代替のない、特異な町ですね。
変わってしまえば、それでお終い。
そんな感じがしないでもないです。
あくまでも自分の趣向に対してですが。
[ 2010/02/15 05:59 ] [ 編集 ]

緑が美しい。バリ島にも、コンビニができたりして、生活様式も変化してきているのですね。古き良き時代を知っている人には、変化はさびしいものなのでしょう。悲しい気もしますけど、それも時代の流れなのですね。
[ 2010/02/15 11:22 ] [ 編集 ]

猫又ののさん
こんにちは!

私のブログの今日付けの記事から、猫又ののさんのブログ(先日の着付けの記事)にリンクを貼らせていただきました。事後承諾になってしまってすいません!何か不都合があればご一報ください!

取り急ぎご連絡まで。また、夜にゆっくり記事拝見しにきます!

いつもありがとうございます!
[ 2010/02/15 14:32 ] [ 編集 ]

そういえば...
気がつけば、タレントショップって、なくなってますね...
京都も...そんなことありましたよね。
バリの京都?にコンビニ...
勿論、看板の色、変えるんでしょうね???
[ 2010/02/15 20:42 ] [ 編集 ]

こんばんは!

猫又ののさんの文章はホントにかっこいいですねぇ~。いつも感心しております。論理的で、整然としてて、読んでてぞくぞくします。

僕は国内限定ですけど、同じような感想を持っています。観光地として成功してるのはやっぱり京都なんでしょうねぇ。一番いけないのは、日本にオランダ持ってきたり、スペイン持ってきたり。

僕もあっちこっち行ってるのであんまり偉そうなことは言えませんが、遠くのアウトレットもいいけど、近所の商店街でお豆腐買うのも楽しいぜ!みたいなことに気付かないと、日本はどんどん衰退してしまうかもしれない、と思っています。
[ 2010/02/15 20:52 ] [ 編集 ]

なんだか胸がぎゅうーってなってしまいました…
ワタシはそんな時代のウブドをしらないのですが
昔を知ってる人達はみなさん そうおっしゃいますね

ワタシは京都に住んでるけど
生活してる場所は 風情とはかけはなれてて
山や古いお寺のすぐ隣で
高速道路が走ってて排気ガスに包まれてるような所なので
京都を離れて 田舎に行くとホッとします(笑)
京都も最近になって派手な看板についてや
町屋のアルミせいのサッシを木製に…
って言い始めたりしてるから
ウブドもこのまま発展が続けば
いつか戻りたいって思うときがくるのかなあ…
古いものと便利さをうまく共存させられたらいいんやけど
なかなか難しいデスよね
昔のウブドに行ってみたかったなあって思います
[ 2010/02/15 21:17 ] [ 編集 ]

バリといえば、韓ドラのイメージしきゃありませんでしたので
京都に例え合わせて解説していただくと、フムフムと分かった気がします。

京都の変身ぶりも、目を閉じたくなる時がありました。
田舎者が、都をけなしてはいけませんが、
こんな京都はいらんわぁ・・・・・
と、思える観光通り。

バリはそんなではないと思い込んでおりました。
でも人が集まるところは、どこも同じ金儲けの場所。
タレントショップも付き合いで仕方なくのぞかせてもらいましたが、
お互い持ちつ持たれつなんでしょうね。でも、あの、お漬物屋さんにはがっかりいたしました。

繁華街は苦手な性分。
田園風景や、木立の日影が好きな私には、
京都は向きません、改めて実感いたしました(笑
[ 2010/02/15 22:25 ] [ 編集 ]

猫又ののさん
ふたたびこんにちは!

ウブドにバリらしい風情を求めていたんですが、時代の流れにはかてないのでしょうか。。。

京都は・・・おっしゃるとおりですね。その昔、嵐山の渡月橋の西詰めに吉本のショップができたときは絶句しましたね。確かに、京都には人は来ますが、それで潤っているのは税優遇を受けているお寺や神社などの宗教法人なので、税収入として自治体、ひいては京都市民に反映されていないわけです。そこで、昔、古都税として税負担を求めたけれど、宗教法人は拝観停止までして断固拒否してしまった。それで、どうしたかというと、新しい観光資源を生み出そうとした。猫又ののさんがおっしゃるように「大きな音を垂れ流し、京都とは縁のないタレントグッズを売る店が増え、木造家屋は堅牢な鉄骨に変わっていった。」わけです。だから、ビジネスモデルとしては京都の観光産業は成功しているとは決していえないと思います。

最近、少しいい方向に向いて来たように思います。いきなり鉄筋コンクリートのビルが町屋に変わることはないけれど、少なくとも今ある景観をしっかり守って将来につないでいけば、昔のような京都の風情を取り戻す日もくるのかなあと感じています!

うわあ、長文になっちった(^^;)
地元のことになるとついつい熱くなっちゃって!すいません・・・

あっ!今度こそ田園の写真に写っているのは本物の人間ですか?(笑)

今日もありがとうこざいました!
[ 2010/02/16 00:36 ] [ 編集 ]

えとらんじぇの憂鬱

強いられた沈黙に

憂鬱に瞳を伏せる旅人さん

オラたちは気にしてないよ!

何時でも語りかけておくれよ!

選ぶのはオラたちだよ!

あなたの同胞がそうして来た様に

だから笑って


びーる呑んでる時みたいに
[ 2010/02/16 20:18 ] [ 編集 ]

14-5年前、京都の駅ビル建設中の頃、
博多から名古屋へ長い距離を新幹線で
移動した時でした。あの巨大な建物は
何? 後に駅ビルだと知りました。京
都にあんな建物いいの? 賛否両論あ
ったと聞いて納得しました。

最近のバリを知らない者です。昔は何
も無くて?よかったです。時間がゆっ
くり流れていく感がありました。日本
人はオフに南の島へいくサーファー位
でした。
バリにはくり乃々さんの求めるような
場所は残っていないのでしょうか?
ハワイ・オアフは意外にもあります。
南へいけば人がいません。誰もオアフ
島とは思わないでしょう(笑)

>日本が失った物は、余りにも大きい。
>だから、ウブドが好きなのだ
東南アジアで感じます。
彼らはよさを遺しているのだと。

ニ○ニクは素材の香り・お味を損ない
ます。本来日本人が食する物ではない
ですね(T_T) そう考えています。
[ 2010/02/17 16:34 ] [ 編集 ]

ほぉ~~~~
京都のこと書いてくれたから
すごくわかりやすかった!

タレントショップあったあった
さすがに違和感感じたもんあれ・・・
どゆうセンス?(笑)って

胸はってそのまんまで
今あるもの大事にしていこう・・・
たとえ私だけでもって思った
でもすぐに新しい電化製品ほしくなるの(爆)困った人です


ヘタにいろんな情報がすぐに手に入らないほうがオリジナルでいられるのかもだね
[ 2010/02/17 17:45 ] [ 編集 ]

こんばんは~

ウブドも幾たびに少しずつですが変わってますよね。クタほどじゃないけど・・

あっ ただいま~~
 無事帰国しました~
水郷は春節でとても空いていて良かったです~ 寒かったけど(-。-) ボソッ

上海は 浦島太郎状態でした~
でも あのホテル見たときは懐かしさが・・(笑)
[ 2010/02/20 22:28 ] [ 編集 ]

うわ。またご無沙汰しました。
そうか、楽天じゃないから更新通知が来ない
ですわな。定期的に来ないとだめですね。

京都は、確かに日本人の見本市でしょうね。
でも、おっさん世代の日本人の原風景は
農村で目にする畑や水田、村の外れの
半鐘櫓の姿。京都は芝居の書割のように
感じられて、創作の世界のようでもあり、
外から感じさせらるものと、内から湧く
ものとの違いを感じてしまうのどす。
懐かしい水田風景も、いずれは経営効率
という言葉にとって変られていくのかも
しれまへんわな。
それが現地の経済状況を向上させ、地元が
潤うことを否定するものではないですけど、
旅人の思いは、永遠にその風景が残ること
を願ってしまうもんですわ。勝手な願いと
承知しつつも・・・再訪して落胆と郷愁を
覚えられるのも、旅人の特権かいな。

[ 2010/03/02 00:39 ] [ 編集 ]

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